フランス人は１０着しか服を持たない : Beautiful Life

お天気は荒れ模様　冷たい雨

です

こんな日はランニングにも行けないし
本を読もう

タイトルで読んでしまった本があります

「フランス人は１０着しか服を持たない〜パリで学んだ”暮らしの質”を高める秘訣〜」
ジェニファー・L・スコット著

インパクトのある邦題ですね

原題は『Lessons from Madame Chic: 20 Stylish Secrets I Learned While Living in Paris』
Jennifer.L.Scott

この本は典型的なカリフォルニアガールだった著者が　
学生時代にホームステイしたフランスでの暮らしが描かれています
フランス貴族の末裔である彼らの「質にこだわった生活」
とりわけその家を取り仕切るマダム・シックから
人生ががらっと変わってしまう影響を受けたのです

本の全般は食事

や身だしなみ

について書かれています

この著者はこれまで1日中だらだらとスナック菓子など
間食をし続けるような食生活
服装もあるものを何となく着て
自分に似合うとかどうかは考えていませんでした
ホームステイ先の暮らしは　そんな彼女とは対照的で
間食には興味が無く
毎日きちんとしたマダムの手作りの食事

普段の服装さえにもポリシーがあったのです

アメリカ人、フランス人、日本人（わたし）
お国柄があるなぁ
全くちがうところ
共通するところ
多分　戦後の日本はアメリカに近いのかも
昔の日本人は

質素でモノを大事にする国民だったように思うけど
今は所有するものにあふれていて消費社会

食文化についても世界遺産になった「和食」究極のスローフードですよね

少し横道にそれました

さて、本のタイトル

「フランス人は１０着しか服を持たない」ってほんと

日本人の感覚からはにわかに信じがたい

著者がホームステー先でまず驚いたのがワードローブが小さいということ

もちろん著者の部屋に限ったことではなく
他の部屋
他の家でも
同じとのこと

ちなみにこの１０着とは
コートやジャケットや上着類
スカーフや帽子等のアクセサリー類
Tシャツやキャミソールなどのアンダーウエアは含まれていません
また、１年通じて１０着と言うことではなく
季節ごとに１０着と考えているようです

びっくりしたのは

フランス人は１週間の間に同じ洋服を着ても
何とも思わないということ

そのかわり　質やデザイン、色等にはこだわり
自分らしいかどうかということが　大切なのです

著者も　郷に入っては郷に従えと
服を１０着に絞り　他のものは処分
実際に生活してみると「意外と悪くない」

そして

どのように変化したかというと

服も１０着になると
お気に入りの服ばかり
「これはもったいないからいつか着よう」
という服は　溜め込む余裕がありません

ゆったりと収まってているところを見ると

不思議と

買い物欲もなくなります

服が少ないとマメに洗濯

しなければなりませんし
しわやほころびも目立ちますので
その都度ケアするようになります
一着一着　汚さないように気を使います
たとえば　マダム・シックは
料理をする時は　エプロンが欠かせません

１０着しか無いと　買い足す場合も　一つ一つ吟味しますので
質の良いもの
本当に自分に合ったものを選ぶようになります

服を選ぶことによって
自分を知ることにもなるんです